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卸電気事業者

卸電気事業者・日本原電と電源開発(J-Power)
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卸電気事業者は、一般電気事業者である各地の電力会社に対して電気を卸売りする事業者の事を指しています。

卸電気事業者

電気については一般的に各地の電力会社が発電を担っていると考えられていますが、それ以外にも電力の卸売りを専門に行なう発電事業者が存在しています。

この卸専門の発電事業者については大小様々な存在するのですが、その中でも合計200万kWを超える発電設備を有している事業者に限り、卸電気事業者と呼ばれています。

200万kWを超える発電設備となれば規模としては非常に大きくなり、国内では電源開発 (J-POWER)日本原子力発電の2社だけが事業者として国から許可を受けています。

電源開発と日本原子力発電について

まず電源開発は戦後に国の特殊会社として設立され、国内の電力需要に応じて佐久間ダムを始めとして大規模な水力発電所を次々に建設し、戦後の復興を電力の側面で支えてきた経緯がある会社です。

現在では水力発電や火力発電の施設を60か所以上保有しており、風力発電にも力を入れている事もあり発電量は大きく、東北電力に匹敵する規模の発電能力を有しています。

続いて日本原子力発電は、やはり戦後の時期に必要な分の電力を賄う事を目的に、国内で商用の原子力発電を導入するために設立された会社です。

日本にいくつもある原子力発電所

電源開発は水力や火力がメインであるのに対して、日本原子力発電は社名にあるとおり原子力発電がメインになり、東海第二発電所と敦賀発電所の2ヶ所に原子力発電の設備を有しています。
現在は大震災の影響で停止中であったり、廃炉や定期点検中などの事情で一部では発電は行なわれていません。

卸電気事業者と電力自由化について

電気の卸売りを行なう電源開発や日本原子力発電は、従来は各地域の電力会社に電気を供給するのみになりますので、個人に対して電力を直接供給する事はありませんでした。

そのためこの2社については一般的に知名度は低くなるのですが、国の大きな政策転換による電力自由化が始まる事により、卸を行なう事業者についても動行が注視されるようになりました。

特に現在発電を行なっている電源開発では、電力自由化に対応するために事業を多角化させており、バイオマス発電事業水環境・省エネインフラ事業などを始めとして、様々触手を延ばしています。

電源開発が進めるバイオマス発電事業

すでに大規模事業者に対してはオンサイト型のエネルギー供給サービスを提供していますが、一般の家庭向けについては今のところ表立った話は聞かれません。

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